OpenRouter 100兆トークン研究

OpenRouter 内の実利用を 100兆トークン規模で観測した研究。全体市場の利用を意味せず、利用量を性能順位に変換してはならない。

何を測ったか

この研究は OpenRouter という単一プラットフォーム内のリクエストメタデータを集計した観測研究(platform-associated observational research)です。request text そのものではなく、models / providers / routing / task tags / metadata を中心に扱っています。

  • 観測対象: OpenRouter 経由の LLM API 呼び出し
  • データ: メタデータ中心(プロンプト本文ではない)
  • 期間: セクションにより異なる(論文の記述を参照)
  • カテゴリタグ: 一部サンプル・opt-in 条件のため全件ではない

プラットフォーム範囲の明示

  • OpenRouter 内の観測であり、全 LLM エコシステムの利用を意味しない
  • プラットフォーム内シェアを「市場シェア」と呼ばない
  • availability / pricing / user mix の影響を受ける
  • 利用量(usage)は品質(quality)を意味しない

利用量 ≠ 推奨

サイト上では以下を明確に分離します:

区分意味LLM Cockpit での扱い
Most usedプラットフォーム内での呼び出し量観測事実として記載、順位の根拠にはしない
Most capableベンチマーク等の性能評価独立した証拠(HELM 等)からのみ
Best value価格・コスト効率公式カタログの price から算出
Most suitable用途・要件との一致用途別マッピングから

LLM Cockpit への実用含意

  • provider ごとの hosted service は同一モデルでも異なる(別研究: arXiv:2605.02821)
  • routing / batching / output budget は別の最適化軸(Loop 5 で扱う)
  • 利用動向は「何が使われているか」の補足にとどめ、順位付けには使わない

制限

  • OpenRouter 単一プラットフォームの観測である
  • request text ではなくメタデータ中心
  • カテゴリタグは一部サンプル・opt-in
  • 期間がセクションにより異なる
  • 利用量は品質を意味しない

参考文献(References)

  • State of AI: An Empirical 100 Trillion Token Study with OpenRouter(Malika Aubakirova et al., 2026)— arXiv:2601.10088(preprint、査読済みではない)
  • 同一モデルでも同一サービスではない: arXiv:2605.02821

最終更新: 2026-07-16 — 論文の正確な著者・日付・version・publication status は要ユーザー承認。